『ファイアーエムブレム 覚醒』 プレイ日記14~クリア後感想 - Game Scout
FE覚醒_PC01 『ファイアーエムブレム 覚醒』 プレイ感想
 FEの新たなる可能性を見出した
2012年4月19日に発売したシミュレーションRPG、『ファイアーエムブレム 覚醒』。

伝統的な“高難易度”に加え、シリーズを初プレイする人にも優しいカジュアルモードの搭載
新要素のダブル&デュアルシステムなど、FE(ファイアーエムブレム)にしては挑戦的なタイトルになっている。



●良い点

 ◆プレイヤーに合わせた多彩な遊び方が出来る

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FEと言えば・・・戦闘で「死んだ仲間は戻らない」というのが伝統なのだが、
今作は仲間が倒れても次の戦闘で復帰する「カジュアルモード」を搭載したことで、グンと敷居を下げてきた。

しかしFEの伝統的な戦略性の高いシミュレーションを目的に買った人にも安心の従来どおり戦死者は戻らない「クラシックモード」もしっかり搭載することによって、初心者とシリーズファンの双方の興味を獲得できている。

難易度はノーマル・ハード・ルナティックに、ルナクリア後に解放されるルナティック+の4つ。
気楽にSRPGを楽しみたい、育成して無双したい人にはノーマル+カジュアル、
いつものFEを楽しみたいという人にはハード+クラシック、
やっぱり最高難易度攻略、縛りプレイにロマンを感じる!という人にはルナティック・・・
多種多様、大半の期待に応えられる設定が、時には“周回プレイ”を普段しない人でも突き動かす源になっている。

多彩な遊び方の一例を挙げてシステムの紹介をしてみよう。



 ◆幾通りの可能性を示す、ダブル&デュアルシステム
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今作は「ダブル」というユニット同士の共闘が採用されている。
2ユニットが1ユニットとして動き回れ、移動力が低いユニットを高いユニットで補佐することができることや
弱いユニットのステータスUPの手段として「支援効果」を発揮する他に、
戦闘中デュアルアタックで追加攻撃、ガードでダメージ無効化することも出来る。

戦闘のほとんどをこの「ダブル」状態で行うのが今作の基本になる。
頻繁にダブルするペアは「支援会話」というペアのイベント毎に「支援効果(ステータスUP)」が上昇。

育成に使えたり、基本的な火力UP&生存率UPが期待できる上に
その場の状況に合わせたペアを組むことで戦略性が増している。

職ごとに得意なステータスがダブルすることでUPするので、ペガサスナイトが相手にダブルする(後衛に回る)と速さと技が上がり、戦士が後衛に回ると力が上がるという具合。

好きなユニット同士で楽しい「支援会話」を期待するも良し、戦略的に見て相性の良いユニット同士で組ませるも良し。
弱いけど好きなユニットも以前より楽に育てられるこのシステムはよりキャラに愛が注ぎやすくなった。



 ◆職を跨ぎ、最強のユニットへ成長させる「育成&結婚システム」
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職ごとに専用のスキルが2つ、下級職ならLv1・10で、上級職はLv5・15で取得できる。
今作から登場した「チェンジプルフ(下級、又は別の上級職へ)」、「マスタープルフ(上級職へ転職)」で転職できるようになり、スキル集めで自由なユニットカスタマイズが可能になった。

ユニットごとに決められた職にしか就けないのが、ゲーム中盤で利用可能になる「結婚システム」を使うことで、
無限の可能性を秘めた子を仲間にすることが出来る。

好きなだけ育成というFEらしくない要素ではあるが、これが非常にFEとしての成長を生んだ。

元々、FEに登場するキャラクターは個性的で多くのユーザーに愛されている。
しかし以前までは「好きなだけでは生き残れない」ほどの難易度というかシステムだった。
どうしても強力なキャラクターに依存してしまう部分が出てきてしまうのだが、
今作はどんなに恵まれないキャラクターでも育成次第で化ける&子世代に引き継いで化けることができる。

愛さえあれば、根気さえあれば強力なユニットに化け、両親の組み合わせで生まれる子世代も就ける職に変化があり、ステータス成長率にも変化がある細かさが素晴らしい。
中毒性に加え、育成面でも戦略性を見出した今作の醍醐味のひとつだろう。

おまけに見られがちな「支援会話」の面白さは必見!
支援会話目的で育成、自分なりの最強軍団のために育成etc・・・
これも多彩なプレイスタイルに対応している。



 ◆操作性、ロードの快適さ
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戦闘アニメが邪魔な人もいるだろう・・・CVが邪魔な人もいるだろう・・・シミュレーション、考えることが面倒に思う方もいるだろう。そんな悩みも全て解決してくれるオプションの優秀さが凄まじい!

戦闘アニメをON/OFFにすることは当たり前に、各ユニットごとのON/OFF、この戦闘だけ見たい!という希望にも応える。
イベントシーンのCVもカットできるし、ムービースキップもワンボタンで簡単に出来る。
更には究極の「おまかせ機能」で戦闘自体をCPUに任せてラクチンも出来ちゃうわけだ・・・

キャラだけ楽しみたい、ストーリーだけ楽しみたい、育成好きだけどサクサク戦闘したい!どれも解決です。
ユーザーの気持ちがよくわかっている、多彩なプレイスタイルに対応する能力の高さがピカイチ。

更に戦闘中に敵の思考タイムがゼロ、戦闘アニメへの移行もロード皆無、カクつきなんて一切感じない。

いつ読み込んでるんだ?と疑問に思うほどストレスフリー。
益々ゲームにのめり込む訳だ・・・!システム面は3DSの他タイトルに比べても随一。


優秀・快適なシステム周りに多彩なプレイスタイルに対応した楽しさを持ち、一見隙無しに思える今作だが・・・
もちろん悪い点もある。




●悪い点

 ◆薄っぺらで昂揚の無いシナリオ展開
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メインストーリーは章ごとに3Dポリゴンのキャラが動き、会話するイベントシーンがあるが、
会話はフルボイスに対応せず、それっぽい言葉を一言無駄なボイスを流す。

文章で読むシナリオは説明文のような表現が多く、王道らしい王道の展開なので先が読みやすい。
物語の起伏が緩やかで盛り上がりに欠ける点が好感がもてない。

今更、何番煎じかわからない展開内容は他の要素が創意工夫が施されているだけに、
もうちょっと工夫して欲しかった点である。


 ◆ルナティックで跳ね上がる敵の凶悪さ・・・自由な育成が調整を難しくしている

今回の最高難易度ルナティック、更に上のルナティック+は目を疑う凶悪さ。
クラシックモードでの攻略は相当なプレイヤー以外、到達しえない境地。
特に序盤、自由に育成できる4章までが詰め将棋のような限定的な行動以外でクリアすることは難しい。

更にステータス成長のランダム制、敵行動パターン、攻撃成功確率・・・所謂乱数・リアルラックに左右される場面が多く、
FEファンやシミュレーションが得意な人でも中々簡単に事が運ばない難しさである。

その難易度が魅力であることは認めるが、育成前提の調整が気がかり。
難しくする=敵のステータス上げよう、敵の武器強くしちゃおうという思考停止した解決法に感じてしまう。

育成がゲームの醍醐味と語ったが、それ故に最高難易度の調整には苦労したことだろう・・・
諸刃の剣を身を持って体感するルナティックであった。




●総評

現代のニーズに応え、期待に応えた良作であることに間違いはない。
シリーズ未経験者には入りやすいタイトルになり、
シリーズ経験者はFEの“新たなる可能性”を見出したタイトルになったと思う。

有料DLCの内容、シナリオなどに不満が残り、諸手を上げて賞賛できるものではないが、
シミュレーションRPGとしてひとつの答えに達した今作のクオリティは素晴らしいし、
大御所のシリーズが挑戦する姿勢は感心する内容だった。


今までFEを含む、シミュレーションを敬遠してた人や少しでも興味ある人は是非とも購入してプレイして欲しい!

Comment

  • 2012/05/08 (Tue) 19:54
  • だんべー #- - URL
  • Edit

初心者でも何とかなりそうな感じですね!
プレイしたいのはヤマヤマなんですが、3DS持ってないし、画面が小さすぎるんですよね!
3DS3Lくらいのが発売されれば・・・(笑)

  • 2012/05/09 (Wed) 18:42
  • hibari1651 #- - URL
  • Edit

>>だんべーさん

今作は非常に初心者向けというか、入りやすいと思います!
アクションなどは画面の小ささが気になるときがありますが、
シミュレーションなのであまり気になりませんよ?

>3DS3Lくらいのが発売されれば・・・(笑)
ダブレットじゃないですかw

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