FINAL FANTASY XIII-2 【プレイ感想】前作から遥かにパワーアップ、しかし不満も残る出来 - Game Scout
s-ff13-220120115-134353.jpg FINAL FANTASY XIII-2

 【クリア後レビュー】
 次回作への踏み台、着実なステップアップが課題

・プレイタイム:70時間
・前作クリア済み
・プラチナトロフィー獲得済み

※前作との比較が多いです

◎ 良い点


■戦闘スタイル
戦闘中の全体スピードはエンハンサーのヘイスト削除で緩やかになったが、雑魚は変わらず瞬殺可能。しかしそこに至るまでに相当な工夫が必要とされる場面が多々あり、ストーリー最中は中々の難易度になる。
強敵との一戦がパラダイムシフトを最大限生かせている。限られたシフト制限と敵の行動パターンを考え「より早く、より安全に」戦えた時は喜びも一入。前作から上手い具合にレベルアップし、完成の域にいる戦闘スタイル。
イージーモードを基本搭載したのも遊びやすさと救済措置になっていて良い。


■モンスター育成
今作の売りのひとつになっているモンスターの育成。これはアタリだった。
ただ仲間になるだけではなく、しっかりとした個別差を持たせ取得アビリティの違いが出ていて良い。
そこにアビリティ継承を使って、主力のモンスターを強化させるスタイルが抜群の中毒性。
アビリティは生物系と機械系の2種類で違う成長アイテムを使い、成長させることで覚えさせていくが一部ドロップ頼みの取得で素材収集も熱を帯びる。戦闘と相まって上手く機能したコンテンツ。


■フィールド
散々注意されたフィールドの作りは改善されている。シンプルだが広めに作られたフィールドは依頼を絡ませて機能している。段階的な解放を取り入れ、飽きさせない工夫は見られる。
特に良いポイントは、フィールド上で区画分けしたモンスターの出現位置。探す苦労はあるが、レアモンスターや限定された区画でしか会えないモンスターはよく考えられていた。


■フラグメント
一般的に依頼は「おつかい」が増えているが、今作の依頼は凝った作りをしている。
おつかいなことに変わりはないが、多すぎず少なすぎず。物を拾ってくる・誰かに届けるといった簡易的な依頼はほとんどない。依頼で戦う敵はどれも強敵になっているので簡単に済まない所は良い。
時の迷宮というパズルを3種類程度用意し、面倒ではあるがシビアな難度が癖になる。
やたらとパズルを強要してくるのは良くないが、単純なおつかいよりはマシだった。



× 悪い点


■ストーリーの出来
世間の評価はどうかわからないが、個人としては全く頭に入ってこない&緩慢に進むので盛り上がりに欠ける。
やはり諸悪の根源に独特の造語があるのだろう。プレイヤー置き去りの展開は相変わらず。
造語が無ければもっと簡単に説明できる場面が多々あり、混乱を招いている。
なんでもカッコよくすればいいものではないという良い例。
一応オプションに前作の概要もあるが、それも造語だらけで理解に苦しむ。
ラストもかなりひどい。次回作を匂わせて物語を上手く完結させる方法が思いつかなかったような逃げ方だった。


■ヒストリアクロスの移動
多用する時代間の移動。選択から実際にそのマップに移動するまでのロードが非常に長い。
テンポの悪さに加え、何度も訪れなければいけないのが拍車をかけている。
データインストール等で改善できなかったのか疑問に思う。


■エンカウント方式
なんでもない場所で敵が出現し先に斬りかかれれば先制、襲われれば通常戦闘というエンカウント
逃げることは可能、もし襲われてもリスタートも可能。
しかし、手間が多すぎる。パラダイムシフトの関係で敵出現⇒メニューでパラダイム編集が出来るからかイチイチ敵の選別をするハメに。
もちろん狙った敵との遭遇を自分で操作できる点は有難いが、それならフィールドに解き放てば良かった。
シンボルエンカウントとランダムエンカウントを上手く掛け合わせた作りだが、どちらかに絞った方が個人的に楽しめた。


■やりこみ
クリア後のお楽しみが少ない。
精々エネミーレポートの関係でレア敵(強敵)との戦闘を楽しむくらいだが、前作のウェルキンゲトリスク、ロングイのような強敵ではない。アクセサリの重量制とクリスタリムの限界突破がないため比較的スケールの小さい戦闘。
最強武器もあっけなく手に入り、ステータスも軒並み低い。
もう少しぶっ飛んだ敵の強さや味方のステータス解放があって良かった。
カジノも結局スロットとチョコボレースしかないため、長くは遊べない。チョコボの育成が個別にあればまた違う楽しさがあったか。FFシリーズで人気だったコンテンツを取ってつけただけの劣化オプション。
DLCもオメガから次への動きが遅すぎて期待は持てなさそう。
苦し紛れのライトニング配信が発売から2週間以内に来ていれば評価がまた違ったかもしれない。


◆ 総評


前作から大幅に改善され、ユーザーの声はしっかり反映されている。しかし“付けただけ”であって満足のいくコンテンツは戦闘システム周りくらい。進化し続けているのはムービーだけ。
失われつつあるFFというブランドの力は回復の兆候は見える。がまだまだ、という印象。
ストーリーがまだ完結しない所を見ると勝負できる何かを掴んできているのか。

今作だけ見ればグラフィックが綺麗な並のRPG、で留まっている。

次回作へ向けて期待できる要素がいくつかあるのが救いか。

>>FINAL FANTASY XIII-2 公式サイト

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