【プレイ感想】二ノ国 白き聖灰の女王 ~忘れられつつある古典的なRPG - Game Scout
s-nino20111130-205418.jpg 二ノ国 白き聖灰の女王

 【プレイ感想】
 プレイ時間:90時間40分




◆ストーリー&キャラクター像

アニメーション作画をスタジオジブリが手掛け、企画/シナリオは日野晃博が担当。

主人公オリバーは親友と共に密かに進めていた計画をその夜に実行に移す。
自作自動車の試運転という夢の一歩は、脱輪という失敗に、川への転落という2重苦に終わる。

オリバーは母に助けられ一命を取り留めるが、変わりに母の体に負担がかかり、そのまま息を引き取る。

悲しみに暮れる毎日を過ごすオリバー。母からもらった人形を抱え涙する。
その瞬間、オリバーから流れた涙は人形を妖精へと変えた・・・

妖精はこことは別の世界に、母を生き返らせる手段があるかもしれないと言う。
半信半疑ながらもオリバーはわずかな可能性に賭け、現代「一ノ国」とは別の「二ノ国」へ旅立つ―――


冒頭、突っ込みどころは満載ですが、映画にも劣らないアニメーションを織り交ぜテンポ良く話は進みます。実質二ノ国に到着するまでに1時間程費やしますが、全くイライラしませんでした。

本筋のストーリーはご都合主義を存分に駆使し、ポンポン話が進んでいきます。

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低年齢層を意識しているのか、「ジブリ」というブランドに合わせているのか、先が読める展開。それにわざとらしい演出が興醒めを誘います。ストーリーは起伏がなく、心を分け与え助けるというワンパターン。

シナリオは決して褒められたものではないでしょう。

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ただ、序盤に美麗なアニメムービーを惜しまず使い、プレイヤーを引き込むのは非常に効果的でした!

昨今のRPGではよく見る手法ですが、ジブリだからこそ生きた技でした。



ストーリー中に仲間になるのは、主人公含め4名。

ストーリーのご都合主義に合わせる形で登場し、仲間になるのですが動機が薄かったり、セリフのインパクトは弱いです。それらしいことを発言し、それらしい理由で主人公を支える土台の役割です。

一番インパクトがあるのが主人公よりお供の妖精シズク様。
古田新太さん演じるシズクが非常にキャラが立っていて、笑わせてくれます。主人公の良き理解者であり、導く存在であるシズクこそ賢者に相応しい活躍ぶり。彼がいなかったら更につまらない展開になっていたでしょう。

プレイヤーにとってシズクこそがゲームを進める唯一の原動力なのかもしれません(笑)

ストーリー中ではあまり活躍しない仲間達も、戦闘では如何なくその才能を発揮します!



◆戦闘システムと難易度

戦闘はイマージェンと人間を入れ替えながらリアルタイムに進むコマンドとアクション要素のある戦闘
イマージェンは育成や進化要素があり、300種以上の種類を要する。

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シンボルエンカウントを採用し、ドラクエにも似た戦闘前演出で始まり、人間orイマージェンを選択、コマンドで指示しながら移動や回避はリアルタイムに操作し進む戦闘。

雑魚戦は殴り一辺倒になりがちだが、ボス戦は歯ごたえのある難易度に仕上がっている。
やることは変わらないが、一瞬のミスで形勢が大きく傾くのでスリリングなボス戦。

レベルよりステータスが重要視されるRPGに久々に出会った。
もちろんレベルで解決される場面も多々あるが、ダメージや被ダメージにLv差補正が感じられない。

あまり重要なことでは無いが、Lvをただ上げればいいだけのRPGではないだけで結構嬉しさがあるものだ。

イマージェンの育成はステータスボーナスとコマンド枠の増設、若干のステータス補正?が加わる。

捕まえたイマージェンによっては個体値があり、ブランドという属性も異なる場合があり、捕獲だけでも拘ると相当遊べる。これだけ取ってみれば某ポケモンや某モンスターズに似た中毒性を持つ。

メリットばかりではない。
やり込みには連戦が必要とされるが、最初は気にしてなかった戦闘前演出やリザルトが邪魔になる。
大した時間はないが、テンポを殺してしまうのは収集がマゾいこのゲームには致命傷に成り得る。

ただ戦闘に関してのデメリットはこのくらいで、完成度は非常に高い。イマージェンの捕獲が難しすぎず、簡単すぎずよく出来ているし、ボスと雑魚でメリハリがついていて好感の持てる仕上がりだった。

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◆やり込み要素

ミニゲームにカジノとパンドラリーグ、やり込みにイマージェン育成と合成

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ミニゲームはカジノとパンドラリーグといわれるアイテム禁止の闘技場。

カジノについてはこちらのプレイ日記を参照してください。

パンドラリーグはE~Sクラスまであり、クリア後に挑戦できるSランクはシビアな戦いができる。
ラスボスより難易度が上がるので生半可なパーティでは到底勝てない。



やり込み要素は完全にやり込むのであれば、150時間~はかかると思われる。

イマージェンはトロフィーに愛情最大、いくせいポイント最大、250種収集がある。

全イマージェン収集は時間が解決してくるだろう。
更にDLCが控えているので更なるイマージェンの期待も持てる。

合成に関しては時間と運が絡んでくるのが相当数必要で更に素材に被りがある。
私はトロフィー達成条件だけでも何度か心が折れかけた(笑)



◆まとめ

戦闘やフィールドにジブリというポテンシャルを余すことなく使い、音楽は久石譲さんということもあり壮大さも持ち合わせる。やり込み要素もしっかり組み込まれ、RPG全盛期の要素を現代アレンジしたシステム面はピカイチ。

ストーリーに粗さが目立ち、幼稚なまま終わるのと、主要キャストに俳優陣を起用してるものの、声優には届かない見えない壁を感じるのがもったいない。

ただ、不思議とのめり込める要素は多く持ち合わせているのでデメリットは上手く解消されている。
今年買ったRPGとしては間違いなく5本の指に入る出来。


90時間も非常に楽しませてもらいました!出来ることならジブリ×LEVEL5で別のRPGを手掛けてくれると一層嬉しい!
大満足の一本(´∀`)b

Comment

  • 2011/12/27 (Tue) 22:11
  • とむ #- - URL
  • Edit

二ノ国面白かったです
今はトロフィー集めに没頭していてまだまだ遊べそうです
シナリオも白騎士の脚本書いた人とは思えないぐらいよかったなぁー
ぜひシリーズ展開してほしいです

  • 2011/12/28 (Wed) 23:36
  • hibari1651 #- - URL
  • Edit

>とむさん

トロフィーに留まらずイマージェン集めに凝りだすと止まらないですよね!
このゲーム最大の魅力だと思います。

>シナリオも白騎士の脚本書いた人とは思えないぐらいよかったなぁー
ぜひシリーズ展開してほしいです

確かに白騎士のときから見れば格段の向上が見られますがもう一歩という場面もあります。シリーズ展開してそこは補えるといいですよね

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